独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月28日、Chatworkデスクトップ版アプリ(Windows)における潜在的に危険な機能の使用の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社Flatt SecurityのRyotaK氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Chatworkデスクトップ版アプリ(Windows)バージョン 2.9.2より前
株式会社kubellが提供するChatworkデスクトップ版アプリ(Windows)には、アプリ内のリンクから任意の外部サイトにアクセスしてしまう潜在的に危険な機能の使用の脆弱性が存在し、当該アプリ内の細工されたリンクをクリックした場合、外部サイトから任意のファイルをダウンロードの上で実行させられ、当該アプリが動作する端末上で任意のコードを実行させられる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、開発者によると、Windows OSのSMBクライアント機能でゲストアクセスを無効化することで、本脆弱性の影響を軽減することができるとのこと。