エレコム製無線 LAN ルータおよび無線アクセスポイントに複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.02.28(金)

エレコム製無線 LAN ルータおよび無線アクセスポイントに複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月27日、エレコム製無線LANルータおよび無線アクセスポイントにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月27日、エレコム製無線LANルータおよび無線アクセスポイントにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の石井健太郎氏、笹部哲郎氏、株式会社Flatt SecurityのRyotaK氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

 エレコム株式会社が提供する無線LANルータおよび無線アクセスポイントには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・easysetup.cgiおよびmenu.cgiの入力値処理の不備に起因するクロスサイトスクリプティング(CVE-2024-34577、CVE-2024-42412)
→当該製品にログインした状態のユーザが細工されたウェブページにアクセスした場合、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される

・Telnet機能における認証の欠如(CVE-2024-39300)
→ Telnet機能を有効にしている場合、遠隔の第三者によって認証無しでログインされ、当該製品の設定を変更される

・common.cgiの入力値処理の不備に起因するスタックベースのバッファオーバーフロー(CVE-2024-43689)
→細工されたHTTPリクエストを処理することで、任意のコードを実行される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×