独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月18日、WordPress用プラグインWelcart e-Commerceにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックサイバーリンクの熊丸匠伍氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Welcart e-Commerce 2.11.2より前のバージョン
株式会社Welcartが提供するWelcart e-Commerceには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・SQLインジェクション(CVE-2024-42404)
→当該製品にログイン可能な攻撃者により、データベース内の情報を取得されたり、改ざんされたりする
・クロスサイトスクリプティング(CVE-2024-45366)
→当該製品のユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、本脆弱性の対策として Welcart e-Commerce 2.11.2 がリリースされている。