独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月9日、WordPress用プラグインForminatorにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社アスタリスクの加藤吉光氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Forminator 1.34.1より前のバージョン
WPMU DEVが提供するウェブフォームの作成を支援するWordPress用プラグイン「Forminator」で作成したウェブフォームには、アクセスされた際にURLの一部を取り込む機能があるが、取り込んだ情報に対して適切な処理を行っていないためクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在する。
想定される影響としては、細工されたURLを辿って当該製品で作成されたウェブフォームを含むページにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにForminatorを最新版にアップデートし、既存のウェブフォームを生成し直すよう呼びかけている。