独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月4日、WordPress用プラグインAdvanced Custom Fieldsにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の外山良氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Advanced Custom Fields 6.3.5およびそれ以前のバージョン
Advanced Custom Fields Pro 6.3.5およびそれ以前のバージョン
WP Engineが提供するWordPress用プラグインAdvanced Custom Fieldsのフィールドラベルには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在し、当該製品の設定情報で設定された'capability'設定権限を有する攻撃者によって、フィールドラベルに任意のスクリプトを保存された場合、当該製品にログインしている攻撃者と同じ権限を持つユーザのウェブブラウザ上で、このスクリプトを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本脆弱性を修正した下記のバージョンをリリースしている。
Advanced Custom Fields 6.3.6
Advanced Custom Fields Pro 6.3.6