Google は6月7日、Google セキュリティチームがどのように Reporting API を使用して潜在的な問題を検出し、実際の問題を特定しているか、同社ブログで発表した。
新たなウェブ標準「Reporting API」では、本番ウェブサイトにアクセスするブラウザで発生する問題をレポートする汎用的な仕組みを提供しており、HTTP ヘッダーでエンドポイント URL を指定するだけで、ブラウザはレポートをエンドポイントに自動転送し始める。提供されるレポートでは、世界中のユーザーのブラウザで発生するセキュリティ違反やまもなく非推奨になる API などの問題が詳しく説明されている。
同ブログでは、Google セキュリティチームがどのように Reporting API を使って潜在的な問題を検出し、実際の問題を特定しているかを紹介するとともに、同様のアプローチで簡単にレポートの処理や対策ができるよう、オープンソースのソリューションも紹介している。
Google セキュリティチームでは、デベロッパーが違反レポートのノイズを除外できる技術の中から、特に役立つ技術として「根本原因に注目する」、「環境情報を活用する」、「違反をソースコードにマッピングする」、「独自のソリューションを確立する
」の項目に分けて解説している。