Google は3月12日、産学官連携「Japan Cybersecurity Initiative」の設立を発表した。
Googleでは2024年3月にサイバーセキュリティ研究拠点を日本に設立して以来、政策対話や人材育成、研究支援などの取り組みを行ってきたが、「Japan Cybersecurity Initiative」を立ち上げることで、より体系的に、日本企業のサイバーセキュリティ意識の向上と専門人材の育成を支援する。
Japan Cybersecurity Initiative では、日本社会が直面するサイバーセキュリティ上の課題を克服するために、経済産業省と連携した全国の中小企業向けの普及啓発活動の実施、エンタープライズ参画団体へのサイバーセキュリティの最新事例の提供に加え、官民連携の新たな有識者会議を設立する。
日本のサイバーセキュリティについての最新事案の共有や課題の把握、 解決策の検討を目的とした有識者会議は、慶応義塾大学の村井純教授が座長を務め、産学官から14名の有識者が参加、会議での発言や調査等で得られた示唆をもとに、産学官でとるべきアクションをまとめたホワイトペーパーを発行する。