武田薬品の提携保険代理店の株式会社近江屋は3月19日、2月7日に公表したランサムウェア被害について、続報を発表した。
同社では1月21日に、同社サーバでアクセス障害が生じたことを契機にシステム保守業者による調査を行った結果、ランサムウェアによる被害の発生を同日中に確認していた。
同社で第三者調査機関に詳細な調査を依頼したところ、同社ネットワークへの不正アクセスが行われたのち、2025年1月21日午前8時頃からサーバに記録されていたデータがランサムウェアにより暗号化され使用できない状況となったこと、同社が保有していた個人データを閲覧された可能性は否定できないものの、明確に情報が持ち出された痕跡は見つかっていない旨の報告が2月14日にあった。
漏えいした可能性があるのは、同社が保有していた顧客をはじめとする関係者の個人データ 合計 約20,000件。
同社では対象者に順次、案内とお詫びを通知する。
同社では外部の専門家とも検討の上で、既に種々の再発防止策を整備しており、今後も随時改善を図る予定とのこと。