PuTTY SSH クライアントの ECDSA 署名処理の実装に脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

PuTTY SSH クライアントの ECDSA 署名処理の実装に脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月18日、PuTTY SSHクライアントのECDSA署名処理における脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月18日、PuTTY SSHクライアントのECDSA署名処理における脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

PuTTY バージョン 0.68 から 0.80 まで

 PuTTY SSH クライアントのECDSA署名処理の実装には脆弱性があり、NIST P521楕円曲線によるECDSA秘密鍵を使っている場合、署名を行う際に生成するnonceに偏りがあり(CVE-2024-31497)、ごく少数(60個程度)の署名データから使用している秘密鍵を特定される可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新バージョンにアップデートするよう呼びかけている。NIST P521秘密鍵を使用している場合は、鍵対の更新も推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×