独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、WordPress用プラグインNinja Formsにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。安慶名洸平氏、SBテクノロジー株式会社の今村凌太郎氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2024-25572
Ninja Forms 3.4.31より前のバージョン
・CVE-2024-26019、CVE-2024-29220
Ninja Forms 3.8.1より前のバージョン
Saturday Driveが提供するWordPress用プラグインNinja Formsには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2024-25572)
→当該製品にログインした状態のサイト管理者が細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる
・Submit処理に関する蓄積型クロスサイトスクリプティング(CVE-2024-26019)
→当該製品を使用しているサイトにアクセスしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
・ラベルのカスタムフィールドに関する蓄積型クロスサイトスクリプティング(CVE-2024-29220)
→当該製品を使用しているサイトにアクセスしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。