一般的にスパムメールを送りつけて英国データ監視委員会から警告を受け恥をかくのはエネルギープランの改善を提案する企業や、ローンや借金の専門家と相場が決まっているが、最近恥の殿堂入りを果たしたのは、とある慈善団体であった。
情報コミッショナー事務局(ICO)は、世界 30 カ国以上の危機的状況にある国々に援助を送る Penny Appeal に配信停止を命じた。
ICO によると、この慈善団体は 10 日間に 46 万通以上の迷惑メールを、メッセージの受信に同意していない、あるいは「明確にオプトアウト」している 5 万 2,000 人に送信していたことが判明した。
メールの受信後、ICO と Mobile UK のスパム報告サービスには 354 件の苦情が寄せられた。その中には、オプトアウトの返信が無視されたとの報告や、メッセージが押しつけがましく、しばしば深夜に送られてきたとの報告もあった。
ICO は、公式調査の過程で、Penny Appeal が新しいデータベースを構築し、ユーザーのオプトアウト要求が記録されておらず、過去 5 年以内に同慈善団体と「やりとりしたことのあるすべての人」にメッセージが送信されていたことを発見したと述べている。