フィッシングによるインターネットバンキングへの不正送金被害が急増、「不正アクセス」「個人情報の確認」「取引の停止」等のワードに注意呼びかけ | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

フィッシングによるインターネットバンキングへの不正送金被害が急増、「不正アクセス」「個人情報の確認」「取引の停止」等のワードに注意呼びかけ

 警察庁と金融庁は12月25日、フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について、注意喚起を発表した。日本サイバー犯罪対策センター(JC3)でも12月25日に、同様の注意を呼びかけている。

脆弱性と脅威
不正送金発生状況

 警察庁と金融庁は12月25日、フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について、注意喚起を発表した。一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)でも12月25日に、同様の注意を呼びかけている。

 警察庁及び金融庁によると、2023年4月及び8月に、インターネットバンキングに係る不正送金事犯による被害急増に関する注意喚起を行うとともに、被害金融機関と連携し対策を講じているが、その後も被害は拡大し続け、12月8日時点で、2023年11月末における被害件数は5,147件、被害額は約80.1億円と、いずれも過去最多を更新しているという。

 警察庁及び金融庁では年末年始は特に、3メガバンクを騙るフィッシングと、「不正アクセス」、「個人情報の確認」、「取引の停止」等のワードに注意を呼びかけている。

 警察庁と金融庁では、金融機関がID・パスワード等をSMS等で問い合わせることはなく、金融機関の公式ホームページ、公式アプリから正しい情報を確認することを推奨している。

《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. PuTTY SSH クライアントの ECDSA 署名処理の実装に脆弱性

    PuTTY SSH クライアントの ECDSA 署名処理の実装に脆弱性

  2. PC版「ダークソウル」シリーズのサーバを一時停止、攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性

    PC版「ダークソウル」シリーズのサーバを一時停止、攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性

  3. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  4. 「読売新聞オンライン」の偽サイトに注意を呼びかけ、SNSや複数サイトで広告を確認

  5. Android アプリ「ABEMA(アベマ)」にアクセス制限不備の脆弱性

  6. Linux の GSM ドライバにおける Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

  7. 典型的なアンケート詐欺を「Instagram」アプリ上でも確認(トレンドマイクロ)

  8. イオンクレジットサービスを騙る偽メールを確認(フィッシング対策協議会)

  9. 観光庁が注意喚起、Booking.com 利用者へのフィッシング被害

  10. エレコムの複数の無線LANルーターにOSコマンドインジェクションの脆弱性

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×