一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)クラウド部会が主催するカンファレンスイベント「JAIPA Cloud Conference 2023」(クラコン 2023)が2023年9月21日にハイブリッド開催される。
クラコン 2023は、クラウドサービスプロバイダ(IaaS/PaaS/SaaS)、システムインテグレータ、クラウドユーザーが幅広く参加し、クラウド業界の"未来"を発見するイベントで、今回が11年目の開催となる。
2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン開催のみとなっていたが、今回は品川グランドホールでのリアル開催とオンライン配信のハイブリッド形式での開催となり、4年ぶりにリアルでの交流機会を創出する。
今回のイベントでは、「AIやWeb3等の新しい技術がもたらす社会/ビジネス変化」「グローバルにおけるインターネット運営体制の今」「ランサムウェア等の脅威へのサイバーセキュリティ対策」の3つのテーマに基づき、テクノロジーが社会へ与えるインパクトを中長期的な目線で提供する。
タイムテーブルは次の通り。
9:40:開場
9:55:開会挨拶
10:00:「生成AI時代の安全なAI利活用環境整備について(仮)
総務省:小倉知洋 氏
10:40:「生成AI開発力強化に向けた取組について」
経済産業省:杉之尾大介 氏
11:20:「Web3:インターネットやクラウドの次なる革命となるのか?」
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
林雅之 氏
12:00:ランチ休憩
12:20:「理想のITインフラってどんなものだろう?」
日本ヒューレット・パッカード:木村塁 氏
13:10:「医療機関におけるサイバーセキュリティ対策2023」
一般社団法人 医療ISAC:深津博 氏
13:50:「AI/ML for Customer - 企業志向のAI実用化」
日本オラクル:西井雄飛 氏
14:30:休憩
14:50:「進化するデータの存在とデータ保護関連サービスの今と未来」
ヴィーム・ソフトウェア:杉山達朗 氏
15:10:「インターネットのグローバルな運営体制のイマココ - One World, One Internetのために必要なこと」
日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC):前村昌紀 氏
15:550:休憩
16:10:経営者パネルディスカッション「実はビジネスしやすくなった日本 経営者目線で読み解く人材、国際情勢、投資、AI」
GMOグローバルサイン・ホールディングス:青山満 氏
さくらインターネット:田中邦裕 氏
ナッジ:沖田貴史 氏
【モデレーター】角川アスキー総合研究所:大谷イビサ 氏
17:40:閉会挨拶
18:00:懇親会
医療ISACの代表理事である深津博氏によるセッションでは、厚生労働省の医療情報システムの安全管理ガイドラインが第6.0版に改訂され、医療法の施行規則の一部改正による医療機関におけるサイバーセキュリティ対策の法的義務化が行われた。
一方で、予算、人材、知識がない“3ない”状態の医療機関として、何を考えどのような対策をすべきか? 医療ISACが今までの活動で経験した事例等に基づき、As ISの典型例の共有と、To Be Modelを共有し、方向性を共有するものとなっている。
クラコン 2023の参加はリアル、オンラインともに無料。リアルの場合は昼食が支給される。なお、懇親会には5,000円の参加費用が必要。申し込みはクラコン 2023のサイトから。