独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月14日、Apache Struts 2におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(S2-065)について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Apache Struts 2.5.31
Apache Struts 6.1.2.1
Apache Struts 6.3.0
The Apache Software Foundationが提供するApache Struts 2には、マルチパート形式のリクエスト送信時に一部のフィールドがmaxStringLengthの制限を超えた場合、リクエストが拒否されてもアップロードファイルがstruts.multipart.saveDirに残る問題(CVE-2023-41835)が存在し、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。
Apache Struts 2.5.32およびそれ以降
Apache Struts 6.1.2.2およびそれ以降
Apache Struts 6.3.0.1およびそれ以降