独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月13日、Apache Struts 2において任意のコードを実行される脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Apache Struts 2.0.0から2.5.29まで
The Apache Software Foundationが提供するApache Struts 2には、不適切な入力確認に起因する任意のコードが実行可能な脆弱性が存在し、遠隔の第三者に任意のコードを実行される可能性がある。
本脆弱性は、2020年12月8日(米国時間)に情報が公開(S2-061)された、Apache Struts 2の脆弱性(CVE-2020-17530)の修正が不十分であったことに起因する。
The Apache Software Foundationでは本脆弱性を修正した、バージョン2.5.30をリリースしており、JVNでは最新版にアップデートするよう呼びかけている。