独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月3日、Proself の脆弱性対策について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Proself の全てのバージョン
株式会社ノースグリッドが提供するオンラインストレージ構築パッケージ Proself には、認証バイパスおよびリモートコード実行の脆弱性が存在する。
ノースグリッドは7月20日に、本脆弱性情報を公開しているが、IPAでは本脆弱性を確認できていない利用組織が存在している可能性を考慮し、本緊急対策を公開している。
本脆弱性を悪用する攻撃がすでに確認されており、今後被害が拡大する可能性があるため、IPAでは、製品開発者が提供する最新の情報を確認の上で、修正バージョンが公開されている場合は早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。なおノースグリッドでは、本脆弱性を修正した下記のバージョンをリリースしている。
Proself Enterprise Edition Ver5.62
Proself Standard Edition Ver5.62
ノースグリッドでは、その他の製品についても順次リリースに向けた準備を進めているが、サポートが終了している製品についてはリリースは行わない。