Apache Tomcatに保護されていない認証情報の送信の脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.04.28(日)

Apache Tomcatに保護されていない認証情報の送信の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月23日、Apache Tomcatにおける保護されていない認証情報の送信の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月23日、Apache Tomcatにおける保護されていない認証情報の送信の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Apache Tomcat 11.0.0-M1から11.0.0-M2までのバージョン
Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.5までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.71までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.0から8.5.85までのバージョン

 Apache Tomcatには、httpsが設定されたX-Forwarded-Protoヘッダを含むリクエストをHTTP経由でリバースプロキシから受信し、RemoteIpFilterを使用している場合、Apache Tomcatが作成するセッションCookieにSecure属性が含まれない問題(CVE-2023-28708)が存在し、ユーザエージェントが安全でないチャネルでセッションCookieを送信する可能性がある。

 想定される影響としては、遠隔の第三者によってセッションCookie情報が取得される可能性がある。

 開発者は本脆弱性を下記のバージョンで修正しており、JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。

Apache Tomcat 11.0.0-M3およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 10.1.6およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 9.0.72およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 8.5.86およびそれ以降のバージョン

《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×