IPA、学び続けるための30のパターンを記載した「まなパタ」公開 | ScanNetSecurity
2024.08.02(金)

IPA、学び続けるための30のパターンを記載した「まなパタ」公開

IPA社会基盤センターは、大人の学びパターン・ランゲージ(略称まなパタ)のスライド版を公開した。

製品・サービス・業界動向
「まなパタ」スライド版
  • 「まなパタ」スライド版
  • 30のパターン・ランゲージ
  • パターンの記載例

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センターは7月6日、大人の学びパターン・ランゲージ(略称まなパタ)のスライド版を公開したと発表した。まなパタは、IPAが2018年度から継続的に行っているスキル変革等に関する調査の中で、多くの人材が学んでいないという結果が出たことから、その対応策の1つのアプローチとして制作したもの。

 具体的には、学び続ける実践者たちにインタビューを行い、大人が学び続けるためのヒントとなるパターン・ランゲージを制作した。パターン・ランゲージとは、成功している事例やその道の熟練者に繰り返し見られる「パターン」を抽出し、抽象化を経て言語化して共有するための手法のこと。

 まなパタでは、大人が学ぶためにはどのように取り組めばよいか「考えるヒント」を、「出会いや気づきを楽しむ(マインド)」、「自分を大切にしたデザイン(学び方)」、「自分と学びのブラッシュアップ(実践)」、「知のシェアリング(コミュニティ・社会)」の4つのカテゴリに分け、さらに10のグループ、30のパターンに整理している。

 パターンごとに見開きページで解説しており、左ページにはパターン名(言葉)やイラスト、右ページには状況と問題、問題の要因であるフォース、解決・アクション、結果が記載されている。30のパターンから自分に合ったものを読むことで、自分が学び続けるための課題や解決方法を知ることができる。

 IPAでは、まなパタの活用法として、個人の場合は自信の学びの改善ツールとして、あるいは学び方に悩んでいる知り合いに渡す。組織の場合は、メンバー全員に配布して読んでもらったり、育成担当者として育成を考える際のヒントとして活用する。また、勉強会やコミュニティにおいても考えるための題材として活用できるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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