Microsoft Windows において NtGdiResetDC API 関数のコールバック関数の検証不備により管理者権限の奪取が可能となる Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2024.02.23(金)

Microsoft Windows において NtGdiResetDC API 関数のコールバック関数の検証不備により管理者権限の奪取が可能となる Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

2021 年 10 月に、Microsoft Windows のカーネルに管理者権限の奪取につながる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要
 2021 年 10 月に、Microsoft Windows のカーネルに管理者権限の奪取につながる脆弱性が報告されています。標的型メールなどで対象ホストへの侵入に成功した攻撃者に、当該脆弱性の悪用により管理者権限が奪取されてしまう可能性があります。セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。

◆分析者コメント
 当該脆弱性を悪用するエクスプロイトコードの公開を、複数確認しています。Kaspersky 社の情報(関連情報 [2])によると、攻撃者グループによる積極的な悪用が確認されている脆弱性であるため、2021 年 10 月に Microsoft 社から公開されているセキュリティ更新プログラム(関連情報 [1])により、早急に対策することを推奨します。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
7.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-40449&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア
 以下のバージョンの Microsoft Windows OS が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

    + Microsoft Windows 11
    + Microsoft Windows 10 20H2
    + Microsoft Windows 10 2004
    + Microsoft Windows 10 21H1
    + Microsoft Windows 10 1909
    + Microsoft Windows 10 1809
    + Microsoft Windows 10 1607
    + Microsoft Windows 8.1
    + Microsoft Windows 7
+ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
    + Microsoft Windows Server 2008 SP1
    + Microsoft Windows Server 2008 SP2
    + Microsoft Windows Server 2012
    + Microsoft Windows Server 2012 R2
    + Microsoft Windows Server 2016
    + Microsoft Windows Server 2019
    + Microsoft Windows Server 2022

以上の他にも Microsoft Windows 10 のサポートが切れたバージョンが影響を受ける可能性があります。

◆解説
 Microsoft Windows のカーネルドライバに、管理者権限の奪取が可能となるメモリ処理の脆弱性が報告されています。
《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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