悪意のあるボットトラフィック、北米が67%占める~バラクーダ調べ | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

悪意のあるボットトラフィック、北米が67%占める~バラクーダ調べ

バラクーダネットワークスジャパン株式会社は10月1日、調査レポート「ボット攻撃:主要な攻撃と攻撃トレンド-増え続ける自動化された攻撃に関する洞察」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 バラクーダネットワークスジャパン株式会社は10月1日、調査レポート「ボット攻撃:主要な攻撃と攻撃トレンド-増え続ける自動化された攻撃に関する洞察」を発表した。

 同レポートでは、2021年上半期に同社アプリケーションセキュリティソリューションで確認したトラフィックパターンをもとに、悪意のあるボットからのトラフィック量やボット攻撃の発生源、攻撃が発生しやすい時間帯などの傾向を分析している。実際の事例を分析し、攻撃を阻止するためにITチームが取るべき手順と使用すべき技術を紹介している。

 同レポートによると、ボットはインターネットトラフィックの約3分の2を占め、そのうち悪意のあるボットは全トラフィックの約40%を占めており、Eコマースアプリケーションやログインポータルは、高度な持続型ボット( Advanced Persistent Bots)の最も一般的な標的となっている。

 悪意のあるボットトラフィックの67%は北米が占め、ほとんどがパブリックデータセンターから発生、対して悪意のあるボットトラフィックの22%強がヨーロッパからで、ホスティングサービスや住宅用IPからの発生が多くなっている。

 ボットトラフィックの大半は、AWSとMicrosoft Azureという2つの大規模なパブリッククラウドから、ほぼ同じ割合で発生しており、標準的な就業時間に準じていることが明らかになった。

 Barracuda本社Application Security部門のProduct Management担当VPであるNitzan Miron氏は、「検索エンジンのクローラーのように善良なボットもありますが(中略)60%以上のボットが大規模な悪意のある活動を実行することに特化しています(中略)ボットのトラフィックを検知し、効果的にブロックすることが非常に重要です」とコメントしている。
《高橋 潤哉》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×