株式会社理経は5月27日、米国Apposite Technologies社の新製品で数千規模のネットワークトラフィックのシミュレーションを可能にする「Netropy Traffic Generation」の販売開始を発表した。 Apposite社の「Netropy Traffic Generation」は、数千人のユーザがアクセスする状況を疑似的に作り出し、実機のパフォーマンス検証を行うことができる製品。ネットワークとデバイスのパフォーマンスを評価するため、数千規模のアプリケーショントラフィックを生成することが可能で、アプリケーション、サーバ間のトラフィック通信を再現し、通信時の能力を評価する。 本製品はウィザードでのテスト方法を備えたブラウザベースのユーザインターフェースで、テストの自動化を促進するRESTful APIに対応、一度に複数のテストを実行しバックグラウンドで実行し続けることが可能で、問題を特定するための詳細なログとレポートの出力ができるなどの特長がある。 本製品を利用することで、トラフィック発生時のファイアウォールの能力の評価やVPN機器の大量トラフィック処理のシミュレーション、そしてSD-WAN(Software-defined Wide Area Network)コントローラの評価、SD-WAN構造・構成の検証、SD-WAN実装の最適化などが可能となる。 理経では今後、Apposite社製品であるWANエミュレータと同様、サービスプロバイダ業界、ITベンダー市場などに向けて展開を予定している。
彷彿 Stuxnet/セキュリティ業界資金調達史上最高/サプライチェーン対処ベストプラクティス ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2021.5.12 Wed 8:15