警察庁は3月30日、同庁のセンサーに対するアクセス観測状況をまとめた「令和3年2月期観測資料」を「@police」において公開した。これによると、2月期におけるセンサーに対するアクセス件数は、1日・1IPアドレスあたり5,438.3件で、令和3年1月期(前月期)から1,093.5件(16.7%)減少した。送信元IPアドレス数は、1日あたり45,808.0個で、前月期から3,714.1個(7.5%)減少した。不正侵入等のシグネチャを用いた検知件数は、1日・1IPアドレスあたり1,071.4件で、前月期と比較して240.7件(18.3%)減少した。また、送信元IPアドレス数は、1日あたり12,048.1個で、前月期から466.2個(3.7%)減少した。DoS攻撃被害検知件数は、1日あたり13,283.3件で、前月期から6,570.9件(33.1%)減少した。送信元IPアドレス数は1日あたり684.9個で、前月期から1.0個(0.1%)減少している。宛先ポート別の検知件数では、「445/TCP」が507.14 件、「23/TCP」が293.09 件、「1433/TCP」が127.95 件、「22/TCP」が113.88 件、「123/UDP」が81.95 件でトップ5となっており、送信元国・地域別検知件数では「米国」「ロシア」「英国」「中国」「インド」がトップ5であった。不正侵入等の観測結果では、攻撃手法別アクセス検知件数は「INDICATOR-SCAN」「SMBv1」「Microsoft Windows Terminal Server」「SERVERAPACHE」「ICMP」がトップ5となっている。