◆概要
2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性が存在するバージョンの Laravel がデバッグモードが有効な状態で公開されている場合、遠隔から任意のコードを実行され、Laravel がインストールされている Web サーバの実行権限で攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。設定の変更やソフトウェアのアップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
当該脆弱性は、対象の Laravel でデバッグモードが有効な場合に発現するものであり、デバッグモードが無効である場合は影響を受けません。脆弱性の有無にかかわらず、一般的にはソフトウェアのデバッグモードを有効化するとセキュリティ上好ましくない機能が有効になる場合が多いため、Laravel に限らず他のソフトウェアでもデバッグモードは無効化した状態で公開することが好ましいと考えられます。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3]
9.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-3129&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Ignition のバージョン 2.5.1 およびそれよりも古いバージョンを用いている Laravel のバージョン 8.4.2 およびそれよりも古いバージョンが脆弱性の影響を受けます。Laravel ではバージョン 6 から Ignition を利用しているため(関連情報 [2])、影響を受ける最古のバージョンは 6 であると考えられます。
◆解説
PHP による Web アプリケーション開発プログラムである Laravel に、エラーメッセージの処理に用いている Ignition の脆弱性に起因する、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。
2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性が存在するバージョンの Laravel がデバッグモードが有効な状態で公開されている場合、遠隔から任意のコードを実行され、Laravel がインストールされている Web サーバの実行権限で攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。設定の変更やソフトウェアのアップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
当該脆弱性は、対象の Laravel でデバッグモードが有効な場合に発現するものであり、デバッグモードが無効である場合は影響を受けません。脆弱性の有無にかかわらず、一般的にはソフトウェアのデバッグモードを有効化するとセキュリティ上好ましくない機能が有効になる場合が多いため、Laravel に限らず他のソフトウェアでもデバッグモードは無効化した状態で公開することが好ましいと考えられます。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3]
9.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-3129&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Ignition のバージョン 2.5.1 およびそれよりも古いバージョンを用いている Laravel のバージョン 8.4.2 およびそれよりも古いバージョンが脆弱性の影響を受けます。Laravel ではバージョン 6 から Ignition を利用しているため(関連情報 [2])、影響を受ける最古のバージョンは 6 であると考えられます。
◆解説
PHP による Web アプリケーション開発プログラムである Laravel に、エラーメッセージの処理に用いている Ignition の脆弱性に起因する、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。