GMOインサイト製のE START製品のインストーラにDLL読み込みに関する脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

GMOインサイト製のE START製品のインストーラにDLL読み込みに関する脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月5日、GMOインサイト製のE START製品のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月5日、GMOインサイト製のE START製品のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。PinkFlyingWhale 黒翼猫氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

E START アプリ バージョン 3.0.2.0 およびそれ以前
E START アップデートセンター バージョン 2.0.8.0 およびそれ以前

本脆弱性の報告を行った黒翼猫氏が公開する情報によれば、2019年7月31日でサービス終了したJWord プラグインが名前を変更し、Yahoo! Japanとの連携だけ削除してE START というサービスに機能を統合したという。

JVNによると、GMOインサイト株式会社が提供するE START製品のインストーラは、CVE-2015-9267 および CVE-2015-9268 の影響を受けるため、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、環境変数 TEMPで指定されたフォルダまたはインストーラと同一フォルダに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性が存在し、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう注意を呼びかけている。なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラ起動時のみのため、既に製品をインストール済みの場合、再インストールする必要は無い。
《ScanNetSecurity》

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