財務管理業務においては 人間よりもロボットや AI を信頼する ~ オラクル調査 | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

財務管理業務においては 人間よりもロボットや AI を信頼する ~ オラクル調査

日本オラクル株式会社は2月15日、米オラクル・コーポレーションとFarnoosh Torabi氏が実施した調査より、2020年は人々とお金の関係を変え、自身の財務管理において自分以上にロボット・AIを信頼する傾向が明らかになったと発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
日本オラクル株式会社は2月15日、米オラクル・コーポレーションとFarnoosh Torabi氏が実施した調査より、2020年は人々とお金の関係を変え、自身の財務管理において自分以上にロボット・AIを信頼する傾向が明らかになったと発表した。

Farnoosh Torabi氏は個人金融のエキスパートで、本調査では2020年11月10日から12月8日にかけて、9,001人のグローバル14カ国からの回答者(米国、英国、ドイツ、オランダ、フランス、中国、インド、オーストラリア、ブラジル、日本、アラブ首長国連邦、シンガポール、メキシコ、サウジアラビア)を対象に、一般消費者や企業・団体の管理職のお金、財政、予算に対する態度や行動、金融業務や管理におけるAIやロボットの役割と期待についてSavanta, Inc.が調査を実施した。

同調査によると、パンデミック以前と比較して、企業・団体の管理職では、財務の不安とストレスは186%(日本は122%)、悲観的な考えは116%(日本は120%)増加、一般消費者では、財務状況に対する不安とストレスは100%(日本は71%)、悲観的な考えは70%(日本は27%)増加した。

同調査ではまた、一般消費者と企業・団体の管理職の67%(日本は91%)は、財務管理において人間以上にロボット・AIを信頼し、企業・団体の管理職の73%は、財務管理で自分以上にロボット・AIを信頼、77%は自社の財務部門以上にロボット・AIを信頼、企業・団体の管理職の89%はロボット・AIが業務を改善できると考えていることが明らかになった。

一般消費者においても53%は財務管理で自分以上にロボット・AIを信頼し、63%は個人金融アドバイザー以上にロボット・AIを信頼、一般消費者の66%は財務管理にロボット・AIが役立つと考えていることが判明した。

これらの調査結果から、コロナ禍によって生じた金融不安で、財務管理において何を信頼し、誰に支援を求めるのかに変化があり、財務の複雑さから切り抜ける方法として、人間以上にテクノロジーを信頼する一般消費者と企業・団体の管理職が増加したと言及している。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×