独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月15日、GROWIにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報科学専門学校/株式会社Flatt Security齋藤徳秀氏、株式会社サイバーエージェント高橋大輔氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。GROWI v4.2.3 よりも前のバージョン(v4.2系)GROWI v4.1.12 よりも前のバージョン(v4.1系)GROWI v3系およびそれ以前のバージョンJVNによると、株式会社WESEEKが提供するGROWIには、入力値の検証不備に起因するサービス運用妨害(DoS)(CVE-2020-5682)とアップロードファイルの検証不備に起因するディレクトリトラバーサル(CVE-2020-5683)の脆弱性が存在する。想定される影響としては、遠隔の第三者によってサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける(CVE-2020-5682)、第三者によって細工されたファイルを当該製品のユーザがアップロードした場合データが改ざんされる(CVE-2020-5683)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。
カナダ版「 セキュリティ10大脅威」 / ワーム化可能 iOS 脆弱性 / 認証情報42億件 配布中 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.12.8 Tue 8:10