独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月17日、KonaWiki3における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社Flatt Securityのstypr氏が報告を行った。影響を受けるシステムは以下の通り。KonaWiki3.1.2 より前のバージョンJVNによると、くじらはんどが提供するKonaWiki3には、パス・トラバーサル(CWE-22)(CVE-2020-5670)、パス・トラバーサル(CWE-22)(CVE-2020-5671)、格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)(CVE-2020-5672)、反射型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)(CVE-2020-5673)の脆弱性が存在する。想定される影響としては、各脆弱性により異なるが、URLのクエリによる入力値の検証に不備があり権限を持たない遠隔の第三者によって、サーバ上のWebサイトのコンテンツが保存されたディレクトリより上位のディレクトリに保存された特定の拡張子を持つファイルを窃取される(CVE-2020-5670)・任意のファイルを窃取される(CVE-2020-5671)、入力値の無害化処理に不備があり第三者により悪意のあるスクリプトをWikiページに書き込まれ、アクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2020-5672)、入力値の無害化処理に不備があり細工されたURLにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2020-5673)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
日本企業台湾現地法人に2重恐喝ランサムウェア/北朝鮮の多次元APT攻撃/FBIが中国人スパイ実録風動画公開 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2020.11.5 Thu 8:20