独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月6日、XOOPS用モジュールXooNIpsの複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社Flatt Securityのstypr氏が報告を行った。影響を受けるシステムは以下の通り。XooNIps 3.49 およびそれ以前JVNによると、理化学研究所 脳神経科学研究センター 統合計算脳科学連携部門 神経情報基盤開発ユニットが提供するXOOPS 用モジュールXooNIpsには、以下の複数の脆弱性が存在する。SQLインジェクション(CWE-89) - CVE-2020-5659反射型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) - CVE-2020-5662格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) - CVE-2020-5663信頼できないデータのデシリアライズ(CWE-502) - CVE-2020-5664想定される影響としては各脆弱性により異なるが、当該製品にログイン済みのユーザによって、データベース内の情報を取得されたり、改ざんされたりする(CVE-2020-5659)、当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2020-5662)、(CVE-2020-5663)、当該製品にログイン済みのユーザによって信頼できないデータをデシリアライズされ任意のコードを実行される(CVE-2020-5664)等の影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
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