AIで自分のクローンを作る方法 | ScanNetSecurity
2020.09.24(木)

AIで自分のクローンを作る方法

専門は機械学習であるバス氏は、ネットフリックスのドラマにも触発され、バーチャル空間に自分の人格を学習させた疑似人格を生成する実験を始めたという。

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 ネットフリックスのオリジナルドラマシリーズ「BLACK MIRROR」をご存じだろうか。「CSI:科学捜査班」シリーズ等とならんで、サイバーセキュリティ関連の研究や発表の枕でよく用いられる「素材」のひとつだ。

 英国ドラマだが、ソーシャルメディア、AI、ハッカーなどが物語の重要なモチーフであり主役でもある。IT 技術にまつわる犯罪、人々の心理・葛藤、社会の闇を扱い、近未来ディストピアを描く。現代版「トワイライトゾーン」といったところだろうか。

● AI で作る疑似人格

 BLACK MIRROR の中に、事故で恋人を失ったヒロインが故人とアプリで通信する話がある(「Be Right Back」 邦題:「ずっと側にいて」、なお完全な余談となるが本エピソードには、映画「エクス・マキナ」で女性型 AI ヒューマノイドの評価試験を行うプログラマーを後に演じることになるドーナル・グリーソンが出演している)。通信といってもメールやソーシャルメディアのログを使って AI が人格を映像と音声で再現するというものだ。スタンフォードサイバーセキュリティコースのメンターであり SANS 資格のメンターでもあるタマガ・バス氏( neoEYED CTO )は、これと同じものを作ろうとした。

 専門が機械学習であるバス氏は、もともとスマホやネットワークの行動分析から、個人を識別あるいは認証する研究を行っていた。

 その過程で「逆に、AI にある人の行動パターン、ペルソナを真似させること( Replicate )ができたらどうなるだろうか?」という興味を持つ。そこで、ネットフリックスのドラマにも触発され、バーチャル空間に自分の人格を学習させた疑似人格を生成する実験を始めたという。

 最初は、テキスト形式のチャットボットの実験から始めた。まず、人間と会話しているのと変わらないくらい「自然な会話( Free flow conversation )」ができるかどうか。いくつかのチャットボットを試し、知り合いとボットを会話させる実験も行った。完全なチューリングテストというわけではないが、一定の感触を得たバス氏は、本格的なシステムの設計に入った。
《中尾 真二( Shinji Nakao )》

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