独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月22日、2020年第2四半期(4月から6月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況」を発表した。発表によると、同期間にJVN iPedia日本語版へ登録された脆弱性対策情報は4,279件で、累計登録件数が120,883件となった。内訳は、国内製品開発者から収集したもの7件(公開開始からの累計は239件)、JVNから収集したもの172件(累計9,271件)、NVDから収集したもの4,100件(累計111,373件)となっている。件数が多かった脆弱性は、「CWE-79(クロスサイトスクリプティング:XSS)」463件、「CWE-200(情報漏えい)」352件、「CWE-20(不適切な入力確認)」271件、「CWE-269(不適切な権限管理)」257件、「CWE-787(境界外書き込み)」246件となっている。製品別登録状況では、1位がMicrosoft Windows 10で、2位以降も同社製品であるWindows OSが多くランクインしている。他にもGoogleが提供するAndroidが3位に、ファームウェアのQualcomm component (クアルコム)が6位にランクインしている。