製品レビュー:北朝鮮 国産アンチウイルスソフト4種 | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

製品レビュー:北朝鮮 国産アンチウイルスソフト4種

北朝鮮。インターネット接続の実態さえ不明な国だが、市販のアンチウイルスソフトが存在するという。北朝鮮製アンチウイルスソフト、およびその市場はどうなっているのだろうか。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
 北朝鮮。インターネット接続の実態さえ不明な国だが、「国産」アンチウイルスソフトが開発され流通しているという。北朝鮮製アンチウイルスソフトおよびその市場はどうなっているのだろう。

 北朝鮮のセキュリティ研究者は少ないながら世界中に存在する。Kaspersky Global Research & Analysis Team の Mark Lechtik 氏と Ariel Jungheit 氏も、北朝鮮のアンチウイルスについて調査研究を続けているプロフェッショナルたちの一人だ。彼らが、それらの製品のうちバージョン違いを含め 6 つのアンチウイルスソフトを解析したレポートを昨冬行われた AVAR 2019 Osaka で公表している。

●北朝鮮がアンチウイルスソフトを国内開発する理由

 北朝鮮でアンチウイルスソフトが製造され流通していることは、多くの人にとって初めて認識させられる事実ではないだろうか。そもそも、国内にアンチウイルスを市販するほど PC やインターネットが普及しているのかというのが第一の疑問だ。Lechtik、Jungheit 両氏の研究によれば、北朝鮮がアンチウイルスソフトを自主開発する背景には「主体思想」が関係しているという。
《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×