ガートナー ジャパン株式会社は4月24日、企業がテレワークのセキュリティを検討する際に、最低限認識すべき9つの基本事項および解決策を発表した。これは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止対応の一環としてテレワーク(リモートワーク)が有効とされ、多くの企業が実施できる環境を急ぎ整備する必要に迫られている一方で、テレワーク自体の検討や実施が思うように進んでいないケースに対応するもの。そこで同社では、企業がテレワークのセキュリティについて検討する上でしばしば直面する疑問点を9つにまとめ、最低限認識すべき基本事項として公開、解説している。テレワークの推進には、セキュリティの基本を着実に進めていく強力なリーダーシップが、ITやセキュリティのリーダーに求められるとしている。9つの疑問点は以下の通り。1:これからテレワークを実施する場合、セキュリティについて何から始めればよいか2:早急に例外的な対応が必要となった場合、どうすればよいか3:セキュリティが十分ではないのに「それでもとにかくテレワークを実施したい」という要望が上がってきた場合、どうすればよいか4:会社支給のノートPCの利用をセキュアにするには、どうすればよいか5:個人所有のPCを業務に利用してもよいか6:個人所有のスマートフォンを業務に利用してもよいか7:Office365 (Microsoft 365) やG Suiteのようなクラウド・オフィス・サービスを、PCからの直接接続で利用したい場合、どのようにすべきか8:ファイル共有サービスをセキュアに利用するには、どうしたらよいか9:チャットやWeb会議ツールを使う場合、どのような点に注意すべきか