偽警告やワンクリック請求が増加傾向 -- 四半期相談件数(IPA) | ScanNetSecurity
2024.08.02(金)

偽警告やワンクリック請求が増加傾向 -- 四半期相談件数(IPA)

IPAは、「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2020年第1四半期(1月~3月)]」を発表した。

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相談件数の推移
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  • 「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
  • 「不正ログイン」相談件数の推移
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月20日、「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2020年第1四半期(1月~3月)]」を発表した。このレポートは、同四半期の間にセキュリティセンターで対応した「相談」の統計についてまとめたもの。同四半期に寄せられた相談件数は2,997件で、前四半期から約4.8%減少した。このうち1,974件を相談員が対応している。

相談のうち、ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談件数は432件で、前四半期から約7.5%増加している。「ワンクリック請求」に関する相談は57件で、前四半期から約13.6%の減少。「不正ログイン」に関する相談は、前四半期から約27.0%増加の80件であった。

また、「宅配便業者をかたる偽SMS」に関する相談は404件と前四半期から約29.5%と増加に転じた。「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」に関する相談は40件で、前四半期から約76.2%と大幅に減少している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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