独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、富士電機株式会社が提供する生産情報をリアルタイムで収集する産業用ソフトウェア「V-Server Lite」にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。「V-Server Lite 4.0.9.0 より前の全てのバージョン」には、VPRファイル(プロジェクトファイル)を読み込む際に割り当てられるバッファサイズが小さすぎることに起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2020-10646)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって権限を昇格され、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。
ManageEngine Desktop Central において FileStorage クラスにデシリアライズデータが注入可能な脆弱性(Scan Tech Report)2020.4.8 Wed 8:10