独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月11日、三菱電機株式会社が提供するデータ収集アナライザ「MELQIC IU1 シリーズ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。「IU1-1M20-D (バージョン 1.07 およびそれ以前)」には、次の脆弱性が存在する。・バッファエラー(CVE-2020-5542)・セッションの固定化(CVE-2020-5543)・NULL ポインタデリファレンス(CVE-2020-5544)・不適切なアクセス制御(CVE-2020-5545)・引数の挿入または変更(CVE-2020-5546)・リソース管理の問題(CVE-2020-5547)これらの脆弱性が悪用されると、第三者によって細工されたパケットを受信することで、製品のネットワーク機能が停止したりマルウエアが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを、ファイアウォールでブロックするなどの対策を実施することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。
Microsoft Windows においてインストール処理時におけるシンボリックリンク検証不備により任意のファイルの全権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.3.3 Tue 8:10