一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月27日、「Firefox の脆弱性 (CVE-2019-17026) に関する注意喚起」を発表した。これは、Mozillaが1月8日(米国時間)にFirefoxおよびFirefox ESRにおける脆弱性(CVE-2019-17026)に関する情報を公開したことを受けたもので、JPCERT/CCでは国内に対する本脆弱性を悪用したとみられる攻撃を確認している。脆弱性の影響を受けるバージョンは次の通り。Firefox 72.0.1 より前のバージョンFirefox ESR 68.4.1 より前のバージョンこれらのバージョンには、JITコンパイラであるIonMonkeyにおける型の混同の脆弱性が存在する。この脆弱性を悪用されると、リモートからの攻撃によって任意のコードが実行される可能性がある。Mozillaでは、同脆弱性を修正したバージョンのFirefox(Firefox 72.0.1、Firefox ESR 68.4.1)が公開されている。JPCERT/CCでは、十分なテストを実施の上、修正済みバージョンまたは最新バージョンを適用するよう勧めている。
Microsoft Windows の AppXSvc において設定ファイルの操作時のハードリンク検証不備により任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.1.21 Tue 8:15