独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は1月22日、2019年第4四半期(10月から12月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況」を発表した。発表によると、同期間にJVN iPedia日本語版へ登録された脆弱性対策情報は4,434件で、累計登録件数が112,084件となった。内訳は、国内製品開発者から収集したもの8件(公開開始からの累計は226件)、JVNから収集したもの113件(累計8,875件)、NVDから収集したもの4,313件(累計102,983件)となっている。件数が多かった脆弱性は、「CWE-79(クロスサイトスクリプティング:XSS)」535件、「CWE-20(不適切な入力確認)」516件、「CWE-200(情報漏えい)」302件、「CWE-125(境界外読み取り)」226件、「CWE-787(境界外書き込み)」187件などとなっている。製品別登録状況では、「Android(Google)」315件、「Debian GNU/Linux(Debian)」225件、「Google Chrome(Google)」154件、「Linux Kernel(Kernel.org)」118件、「Fedora(Fedora Project)」99件が上位となった。10位中4製品がマイクロソフト製品、3製品がLinux関連であった。
Microsoft Windows の AppXSvc において設定ファイルの操作時のハードリンク検証不備により任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.1.21 Tue 8:15