トレンドマイクロ株式会社は10月1日および11日、同社製品に対する2件のアラート/アドバイザリを公開した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)もこれを受け、10月25日に「トレンドマイクロ株式会社製の複数の製品における XML 外部実体参照(XXE) に関する脆弱性」を「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表している。1件目は、「Trend Micro Deep Securityにおける XML External Entityに関する脆弱性(CVE-2019-9488)」で、12.0未満のバージョンの「Deep Security Manager」にXML External Entityの脆弱性が存在する。Deep Security Managerに有効化されている Deep Security Agentについて、管理者権限が悪意のあるユーザに奪取された場合に、そのDeep Security Agentから XXE攻撃を受ける可能性がある。2件目は。「Trend Micro Virtual Patch for Endpoint(TMVP)における XML External Entityに関する脆弱性(CVE-2019-9488)」で、2.0 SP2 Patch7 以下の「TMVP Manager」にXML External Entityの脆弱性が存在する。TMVP Managerに有効化されている TMVP Agentについて、管理者権限が悪意のあるユーザに奪取された場合に、そのTMVP Agentから XXE攻撃を受ける可能性がある。トレンドマイクロでは、これらの脆弱性についてアップデートリリースで修正しており、パッチをインストールするよう呼びかけている。
PHP においてガベージコレクタにおける Use-After-Free の脆弱性により制限を回避して任意の PHP 関数が実行可能となる問題(Scan Tech Report)2019.10.23 Wed 8:15