BBソフトサービス株式会社(BBSS)は9月5日、「インターネット詐欺リポート(2019年7月度)」を発表した。本レポートは、同社の「詐欺ウォール / Internet SagiWall」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するもの。これによると、オンラインストレージサービスを悪用したフィッシング詐欺サイト数が増加傾向にある。同サイト数は、2018年上半期に増加し、同年下半期に8件まで減少したものの、2019年上半期で22件となっている。具体的な手口は、キャリアやISPなどの認証情報詐取を目的とした偽のログインページを、オンラインストレージサービス上に設置し、フィッシング詐欺メールによって利用者を誘導、メールアドレス、パスワードを搾取する。詐欺サイトのURLが正規サービスのドメインとなるため、URL確認だけでは詐欺サイトと判断するのは極めて困難となる。同社では引き続き、動向を注視するとしている。
提唱から10 年、見直されるサイバーキルチェーン ほか ~ 2019 年 8 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.9.3 Tue 8:10