高機能暗号を用いた社会課題の解決をテーマに共同研究開始(ココン、産総研) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

高機能暗号を用いた社会課題の解決をテーマに共同研究開始(ココン、産総研)

ココンは、産総研と2022年3月までの期間“高機能暗号を用いた社会課題の解決”を研究テーマに共同研究を実施すると発表した。

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ココン株式会社は7月23日、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)と、2022年3月までの期間“高機能暗号を用いた社会課題の解決”を研究テーマに共同研究を実施すると発表した。共同研究は、高度な機密性が求められ、かつ取り扱いの難しい分野におけるデータ利活用の推進を目指し、セキュリティおよびプライバシーを確保した上で情報の保有や処理を行う技術を活用して、セキュアなデータ利活用の実現を図るもの。

共同研究において、ココンは産総研による暗号技術の選定や設計などの技術評価を適用し、セキュリティおよびプライバシーを確保したままデータの利活用を可能にする環境を構築することで、金融やヘルスケアなどデータの取扱いが難しい領域でのユースケースを検討し、モデル化する。

産総研は、高機能暗号を用いた「クラウド上での秘匿性を担保した上での検索技術」「秘匿化された機械学習エンジン(判定器)を用いたセキュアAI」「秘密計算技術を用いて秘匿化された状態での統計処理」について、暗号技術の構築や安全性評価を行う。ココンは共同研究によって、データ利活用を阻害する要因を取り除き、社会課題の解決を目指すとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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