独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月18日、Oracleが提供する「Oracle Solaris 11 および 10」に、/proc/self のアクセス権が適切に制限されていないことに起因する、任意のコード実行が可能な脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。Oracle Solaris 11 および 10 のプロセスファイルシステム(/proc)には、現在実行中のプロセスへのエイリアス(self/)が存在しており、self/へのアクセスが適切に制限されていない問題がある。この問題が悪用されると、/proc/self の読み書き権限を持つ攻撃者により、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。