独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月5日、有限会社アングラーズネットが提供する「アクセス解析CGI An-Analyzer」に、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.3。株式会社STNetの渡邉優太氏が報告を行った。2019年6月24日以前に公開されていた「アクセス解析CGI An-Analyzer」には、管理ページにおけるOSコマンドインジェクション(CVE-2019-5987)、管理ページにおける格納型のクロスサイトスクリプティング(CVE-2019-5988)、解析対象ページにおけるDOMベースのクロスサイトスクリプティング(CVE-2019-5989)、情報漏えい(CVE-2019-5990)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、当該製品にログイン可能なユーザによって、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2019-5987)、ユーザのWebブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2019-5988、CVE-2019-5989)、HTTPリファラからログイン用パスワードを取得される(CVE-2019-5990)といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、当該製品の更新ファイルを適用し、解析用スクリプトを修正するよう呼びかけている。
ランサムウェアサービス提供者「Gandcrab」引退ほか ~ 2019 年 6 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.7.3 Wed 8:15