ファイア・アイ株式会社は5月30日、サイバーセキュリティ管理の有効性検証の企業である米Verodin社の買収を発表した。買収に関する取引は5月28日(米国時間)に完了し、5月24日(同)のFireEyeの普通株式の終値に基づき、現金および株式で約2億5,000万ドル(取得した純現金および未確定オプションを除く)と評価されている。ファイア・アイはこの買収により、2019年の請求金額で約2,000万ドル、2020年の請求金額で7,000万ドル以上の追加が見込まれるとしている。Verodin社が提供する「Security Instrumentation Platform」は、機器設定のミス、IT環境の変化、攻撃戦術の進化などに起因するセキュリティ対策上のギャップを特定する。FireEyeのインテリジェンスをVerodinプラットフォームに統合することで、既知の脅威と新たに発見された脅威の両方に対してセキュリティ環境の評価およびテストを行い、セキュリティ侵害が発生する前にセキュリティ管理上のリスクを特定し、進化する脅威の状況に迅速に対応を可能にして、企業や組織のセキュリティを強化できるとしている。