やりかえす、いわゆる「ハックバック」「防衛的サイバー攻撃」といった行為は、「アクティブサイバーディフェンス( ACD:攻撃的サイバー防衛)」と呼ばれ、しばしば議論の元になる。それ自体がサイバー攻撃の体をなす危険性があるからだ。
アクティブサイバーディフェンスの妥当性や合法性はどのように測ればいいのだろうか。この問題に明確な答えはないが、昨冬開催された CODE BLUE Tokyo 2018 において、カーネギー国際平和基金のシニアリサーチャー ワイアット・ホフマン氏が行った講演をもとに考えてみよう。