独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月23日、三菱電機株式会社が提供する「MELSEC-Qシリーズ」のEthernetインタフェースユニットのFTP機能にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.5。MELSEC-QシリーズのEthernetインタフェースユニットのうち「QJ71E71-100(シリアル番号の上 5 桁が 20121 以前のバージョン)」には、サービス運用妨(DoS)の脆弱性(CVE-2019-10977)が存在する。この脆弱性が悪用されると、第三者によりサービスを停止される可能性がある。JVNでは、「ファイアウォールの設定で、信頼できないネットワークやホストからの FTP リクエストをブロックする」「MELSEC-Q シリーズのEthernetインタフェースユニットのFTP機能を無効にする」といった回避策を提案している。