独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月22日、The Apache Software Foundationが提供する「Apache Camel」にXML外部実体参照処理の脆弱性(XXE)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.8。三井物産セキュアディレクション株式会社の諌山貴由氏が報告を行った。「Apache Camel 2.24.0 より前のバージョン」には、XXEの脆弱性(CVE-2019-0188)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたリクエストを処理することで、サーバ上の任意のファイルを読みとられる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。