株式会社ジェイピー・セキュア(JP-Secure)は3月13日、同社JP-Secure Labsによる「JP-Secure Labs Report Vol.03」を発表した。同レポートでは、サービスパートナーの協力のもと、対象サービスで集計期間中に確認された攻撃・検出の分類に加えて、脅威動向やインシデントの事例などについて取り上げたもの。「ロリポップ!レンタルサーバー」(ユーザ数:40万超)で検出した攻撃の総数は、6カ月間で137,527,354件となり、1日あたりの検出数は約75万件であった。同レポートのVol.01では50万件、02では65万件となっており、増加傾向にある。攻撃種別では「SQLインジェクション」が56%と過半数を占め、「クロスサイトスクリプティング」が19%でこれに続いた。「その他の攻撃」は12%を占めるが、この内訳を見ると「WordPressの設定ファイル(wp-config.php)の読み取り」を試みる攻撃が66%を占めていた。攻撃に使用された接続元IPアドレス(国別)では、中国(17%)、ロシア(16%)、米国(14%)、日本(13%)の順で多かった。WordPressを対象とした攻撃は前回、前々回のレポートと同様に多く検出されており、全体の37%を占めた。攻撃の種別はSQLインジェクションが46%でもっとも多かった。WordPress設定ファイルの読み取りの検出については、2018年12月に多数の検出があり、2018年の検出の半数以上が12月に集中していた。
Nagios XI において RSS 機能の実装不備と sudo 権限の設定不備を悪用して遠隔から管理者権限で任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.3.11 Mon 8:10