独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月26日、株式会社WESEEKが提供するオープンソースのWikiシステム「GROWI」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.4。東京大学教養学部の米内貴志氏が報告を行った。「GROWI v3.2.3 およびそれ以前」には、XSSの脆弱性(CVE-2018-0698、CVE-2018-16205)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。