独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月21日、横河電機株式会社が提供するVnet/IPオープン通信ドライバに、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.5。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。横河電機のVnet/IPオープン通信ドライバを搭載する複数の製品には、ドライバの受信処理に起因するDoSの脆弱性(CVE-2018-16196)が存在する。この脆弱性が悪用されると、遠隔の第三者から送られた大量のパケット処理する際にDoS状態となり、Vnet/IPオープン通信ドライバの通信機能が停止する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へのアップデートやパッチを適用するよう呼びかけている。