独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月2日、「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)ソフトウェアおよび「Cisco Firepower Threat Defense(FTD)」のSIPインスペクション機能に、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.5。Cisco ASAおよびFTDのSIPインスペクション機能には、SIPトラフィックの不適切な解析処理の問題によりCPU負荷が高くなる脆弱性(CVE-2018-15454)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたSIPトラフィックを解析させられDoS状態を引き起こされる可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではSIPインスペクション機能を無効にすることで、脆弱性の影響を軽減できるとしている。
VLC Media Player において mkv ファイルのパース処理におけるメモリ操作の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)2018.10.23 Tue 8:30